アメリカWound 認定看護師になるには。Step1 審査の方法

こんにちは!まゆみです。

みなさん、”認定看護師”として働く
看護師達は身の回りにどれほどいますか。

看護学生時代に、授業で
認定看護師の分野紹介がされていたのを覚えています。

が、当時の私は看護師として
どんな道に進んでいきたいかなど
全く考えていなかったので

まさか自分が現在ニューヨークで
Certified Wound Care Nuse,
Ostomy Management Specialistとして
働いているという事実に驚いています。

アメリカの認定看護師、その中でも
Wound Ostomy Careの部門、
(日本看護協会の認定資格の中で一番近い分野は
おそらく皮膚排泄ケアかと思いますが、)

私が普段どんな働き方をしているのか、
なぜその道を選んだのか、
どうやれは認定看護師になれるのかを含め
数記事に渡り紹介していけたらと思います。

第一章では、アメリカで認定Wound看護師になるための審査方法を紹介します。

認定看護師を目指したきっかけはほんの小さな上司の勧めから

当時はadmission nurseとして
積極的に入院受け入れを手伝っていた時期でした。

始まりは、ある時褥瘡に詳しい上司が
“You are so dedicated.You will be a good wound nurse. I will teach you.”
と言って私に手取り足取り指導し始めた事でした。

あ、この分野楽しいかも。

と自分の好きな分野が
ラッキーな事に初めて見つかったのでした。

自分が向いている事と
自分がやりたい事は必ずしも一致していない。

というより自分がやりたい事が
すぐに見つかる方が難しい。

しかし自分の仕事ぶりを見て
世間が提案してくれたことを追求してみると、
それが自分にぴったりで、好きに繋がっていく。

良い学びでした。

巡り合わせや運というのは
いつも予想の上を見せてくれるので面白い。

認定Wound看護師の資格取得の前に認定機関を選ぶ

アメリカには複数の認定機関があり、
有名どころは
WOCNCB; Wound Ostomy and Continence Nursing Certification Board

WOCNCBの紹介
約50年の歴史があるので知名度が高く、
大手病院もこの資格の保持者には
高時給を提示します。
試験の難易度は極めて高いです
私もやっと二度目で合格しました。

National Alliance of Wound Care and Ostomy

National Alliance of Wound Care and Ostomy
歴史は浅いが徐々にパートナーを拡大している機関。
テストの難易度は比較的優しい。
この機関からの認定資格を
認めてくれる施設もあればそうでない施設もある。

ABWM; American Board of Wound Management

ABWMの紹介
3年の経験と3人からの推薦状が必要。
ザ、スペシャリストが応募する機関。

どの機関のもとに発行される
認定資格を取得したいかで
通う学校が異なります。

私は就職先に強いWOCNCBを選びました。
WOCNCBの認定資格の必要要項としては、

重要!
アメリカの正看護師免許があること。
看護学士があること。

それに加え、2つのオプションの中から二つ選びます。

1. Traditional Pathway

認定コースに通い、
プリセプターのもとで技術チェックを受け、
最終試験に臨む。
合格すれば認定試験を受ける資格が得られる。

2. Experiential Pathway

既に臨床経験が1500時間以上、
フルタイムの状態で得られている場合に申し込める。
私はこちらのオプションを選択しました。
色んな学校がありますが、
WoundならEmory University!と上司が言っていたのもあり、Emory大学を選択しました。
>>Emory Wound Experiental Pathway

完全に自分のペースで進める
オンラインコースですが、
90日以内に80%以上の正答率で
2つの試験に合格しなければいけません。

修了証書をWOCNCBにメールで提出し、
試験をスケジュールするメールが来たら、
あとは試験に受かるのみ!

↓ ↓ おすすめ教材
https://amzn.to/4eFScxh

認定看護師試験はスピード勝負!

試験は4択ですが、時々ケーススタディで
長文問題が含まれるというのに、

120問を2時間で解くという
NCLEXもびっくりのスピードで解かねば終わらない!!!

何問正解していたら合格というものはなく、
スコア800のうち500に達していれば合格という
少々不明瞭な採点基準になっています。

ギリギリ最低点で受かっていました汗


合格した後は現場で良い目を養い
実力をつけるのみ!

次回は、認定Wound看護師の給与と待遇を紹介します。
アメリカWound 認定看護師として働く。気になる給料と待遇

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)

ABOUTこの記事をかいた人

日本で4年看護師をした後、エジプト在住を経てアメリカへ。ドバイ、ミズーリ州、北マリアナ諸島、ニューヨーク州の看護師免許を取得。現在はwound ostomy スペシャリストとして勤務中。看護師というパスポートを片手に見える世界をテーマにブログ更新中。