いつまでフリー業務?受け持ち人数を増やせないと先輩看護師から言われた時にやるべき4つのこと

4月5月でシャドーイングが
ひととおり終わり、

受け持ち患者数が
一人、次は二人へと
少しずつ増えてくるころ。

そんな時にミスが続き、

先輩看護師
「あなたには受け持ちさせられない。」
「シャドーからもう1回やり直し。」
「受け持ち増やせないわ。」

と言われた時、
どうすれば信頼を取り戻して
受け持ちができるようになるのでしょうか。

実際私が受け持ち5人から
シャドーイングに降格した際、
副師長から受けたアドバイスをもとに

信頼を取り戻し
看護師の受け持ち人数を
ゼロからアップする方法を
紹介します。




受け持ち人数を増やせないと先輩看護師から言われたら

なぜ、受け持ち人数を
増やせないと言われてしまうんでしょう?

それは、

受け持ちが減らされる原因
ミス続きによって
信頼を失ってしまう、

勉強はできていても
行動に移すことが難しい、

コミュニケーション不足で
お互いが何を考えているかわからない

合う合わないで評価する
先輩からのいじめ

などがあると思います。

受け持ちができずフリー業務のままだと何が起こるか

受け持ちをさせてもらえない結果
フリー業務あるいは
シャドーイングに降格へ。

シャドーに費やす時間が
忙しい病棟だと割けないので
たいていはフリー業務をすることに。

しかしフリー業務のままで
何が今後起こるかというと

精神的身体的にすり減って
さらにミスが続き
最悪の場合退職を勧められることがあります。

というのも実際受けもちより
フリー業務のほうが
業務的に大変なんですよね。

受け持ちがするはずの清拭を
一人で何人もこなして
足りない薬剤を取りに行って

「あれ取ってきて!」
と同期からもこき使われる。

受け持ちをする看護師の
いわゆる雑用係です。

同期に遅れをとっている
という焦りと、
フリー業務のしんどさがたまっていき余計にしんどくなる一方。

突然やってくる
受け持ち再開のためのテストを
乗り越えることができないと

延々とフリー業務、
その先は使えない認定を受け
やんわり退職を促される流れになってしまいます。

私の友人が働く循環器内科では
10人入った1年目のうち
4人が6月でフリー業務に。

その後部署異動を経ても
やはりフリー業務で
「助手業務ばかり嫌です。」
といって辞めていったとのこと。

なのでいかにして
フリー業務の流れを
断ち切るかがポイントとなってきます。

シャドーから受け持ち、そのまま自立をもらうために必要なこと

では早速明日からできる
フリー業務から解放されるためのポイントをお伝えします。

ケアレスミスを徹底的に減らす

一番フリー業務に落とされやすい
理由はこれ。

減らないミスの原因には、

ミスの原因
・手順を覚えきれていない
・体調不良
・多重業務で忘れていた
・知識不足
・確認不足
などがあげられるかと思います。

自分がどんな状況でミスしやすいか
知ることが大切です。

私はここが苦手だった
私は、慣れない手技を
ベテランの先輩の前で
チェックしてもらうとき

緊張のあまり
頭が真っ白になってしまい
練習ではできていたことができずにいました。

そういう時に
手順をふっとばしてしまうので
どんな状況であろうと
手順を抜かさないということを目標にしました。

歯磨きって
たとえ緊張しても普段どおりできますよね。

それは自分の中で
ルーチンになっているからです。

なのでいかに苦手な手技を
ルーチンにするかが課題でした。

シャドーで先輩に見せてもらうときは
ただ物品をメモするだけでなく
もし自分が今やれと言われたら
ということを想定して

メモをみずにその場で
イメージトレーニングしたり、

自立してないときは
先輩に「物品だけ準備させてください!」
と頼んでいました。

ただ見学するだけでなく
次にすぐ実施できるレベルまで
イメージトレーニングすることが大事です。

緊張してでもできるよう
スマホで時間制限を設けて
イメトレしていました。

言われたことをその日のうちに勉強する

これはシャドーイング中でも
フリー業務中でも
受け持ち中でも共通する大事なことです。

何か学んだことや
調べてきてと言われたことは
必ずその日のうちに消化するのがベスト。

次の休みにやろうとか
明日やろうと思っていたら
たいていやりませんから。

今日も明日も疲れている
今日やってしまったほうが
明日の気持ちが楽。

そして今日やったことは
信頼につながります。

「これ調べてきてね。」
と言われて調べてくる。

あたりまえのことが
疲れてできないと
信頼がた落ち。

やる気ないやつという評価をくらいます。

報連相のタイミングをより密にする

勉強ができていても
手順が覚えられていても
報連相ができていないと
リスキーだと思われがち。

とりわけ1年目の時は
優先順位を先輩と一緒にたてていく時期。

何が異常か正常か
今何をするのが優先なのか
自分の判断があっているかわかりません。

それを確かめてもらうためにも
報連相はとっても大事。

先輩が超絶忙しい時に
重要じゃないことを相談に行くと怒られますが

それでも、
相談せずに実施するよりは
何倍もよいです。

違うと言われながら
お互いすり合わせていくことで
求められている優先順位を知っていくのです。

ポイント
悪いニュースは
たとえ忙しかろうと早めに報告!
(バイタルの変化、点滴滴下不良など)

行動計画は朝の申し送りでの
先輩との打ち合わせだけでは不十分。

言ったことを
先輩もすぐ忘れますから、

ラウンド前後、
昼休憩後など
細かく発表しましょう。

私の失敗談
11時30分で血糖測定が
7検もあるのに
「○○さんの同意書なんですが・・・」
と相談した結果、

「空気読んでくれる?」
と言われました。

受け持ちが2人だった私の中では
同意書の優先順位は高いのですが

受け持ち8人の先輩の中では
同意書は今やることじゃなく
血糖値が最優先です。

今考えたらあたりまえなんですが
当時は相当自分のことだけで精一杯だったんですねえ。

できないことをできると言わない

先輩から
「○○できる?」
と言われたときに、

完璧にできないなら
できると言わないことです。

「じゃあやってきて。」
と見てもらえなかったり、

手順が抜けていて
「嘘つくのやめてくれる?」

と嘘つき呼ばわりされ
それを上で共有されて仕事を任せてもらえなくなります。

なので、
自立をもらえていない間は

ポイント
・今からやる手技は何回目で
・前回は何を注意されて
・今から何に気をつけていくのか
・見てもらえそうなタイミング
を発信していく必要があります。

これは自分も患者さんも
守るために守ってください。

雑用を雑用と思うな

先輩からも同期からも
いいようにパシられ
「こんなの看護師の仕事じゃない!」
と嫌になるかもしれません。

が、雑用を雑用と思わないことです。

ルート確保のための物品を
誰より早く準備する、
テープをその先輩が好きな長さにカットする

今日の先生のピッチ番号を
ほしいタイミングですぐ知らせる

清拭を素早く快適に終わらせる

なんでもいいです。
プロフェッショナルの域でこなしてみてください。

すると、最初の変化として
患者さんが味方になります

不当な扱いを受けていると
患者さんがあなたを守ってくれます。

患者さん
なんであの子は
君たちと一緒に仕事しないの?

仕事ができないからって?
体拭くのも何か準備するのも、
君たちより早いじゃない。

看護師のことを一番よく見ているのは
先輩ではなく患者さんです。

患者さんからの意見を
先輩たちも見て見ぬふりできなくなります。

今からする処置の準備物品も
何一つ欠かさず
素早く用意してみてください。

するとそのうち
「早いね。ありがとう。見てあげるから、練習してみる?」
と採血を任せてもらえるきっかけになります。

脱フリー業務で未来が開ける

5月末に受け持ちを
5人から0人に減らされ
シャドーからやり直しになった私ですが

以上を気を付けて
1週間後には受け持ち人数を回復しました。

フリー業務をする自分に慣れていると
精神的・身体的な疲れから
さらにうまくいかなくなる悪循環に陥り
その結果退職が目の前に迫ってきます。

そうなる前に
少しでも早くフリー業務から抜け出してください。
応援しています。

以上を気を付けても
いっこうに状況が改善しない場合
本当にその病棟との相性が悪いだけかもしれません。

1年目での転職は
2年目以上の転職と違い
少しコツがいります。

1年目での転職の仕方は
こちらを参考にどうぞ。

看護師1年目で転職を成功させるための3つのポイント!お腹痛い病棟からの脱出


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ABOUTこの記事をかいた人

日本で4年看護師をした後、エジプト在住を経てアメリカへ。ドバイ、ミズーリ州、北マリアナ諸島、ニューヨーク州の看護師免許を取得。現在はwound ostomy スペシャリストとして勤務中。看護師というパスポートを片手に見える世界をテーマにブログ更新中。