私がムスリムになって
最もよく聞くようになった言葉は
「インシャアッラー」。
アラブ諸国にいる時、あるいは
ムスリムの方々と話す時、
10分の間で何回この言葉を
耳にすることでしょう。
しかしこの言葉、
想像以上に使い方、
とらえ方が多く混乱してしまうのです。
今回は、
アラビア語「インシャアッラー」
について迫ります。
アラビア語のインシャアッラーの意味
インシャアッラーとは、
「If god wishes」(神様が望むのなら)
という意味です。
これだけ見ると、
と思ってしまうのですが、
使い方が非常に複雑なので
その後の行動をどう移すかに注意が必要です。
ポジティブなインシャアッラーの使い方
それでは、実践編に行きましょう!
インシャアッラーを使う時というのは、
それで良くなるか悪くなるかは神様が決めることさ」
というようなタイミングです。
例えるなら、あなたの友人が
明日に大事な試験を控えているとしましょう。
もちろん結果はどうなるかわからない。
わからない問題に失敗するかもしれないし、
これは勉強してきたからできた!
という部分もあるかもしれません。
今をとりあえず頑張ってみるが、
未来の結果なんてわからない。
でも神様がきっと助けてくれる!
こんなときに、友人に対して
「インシャアッラー」が使えます。
「きっと神様が助けてくれる!」
「だから君はできることを頑張れ!」
というポジティブな意味で。
ネガティブインシャアッラーの使い方
ここからは、ポジティブにとらえると
失敗するインシャアッラーの使い方です。
二人で食事に出かけるときに、
「じゃあ、今日の何時にどこで待ち合わせね!」
と決めるとしましょう。
このときに、
相手が「インシャアッラー」と言ったら、
これはほぼ「行かない」
を意味します。
これは、日本の「考えとく」
にとっても似ています。
結局、行くのか行かないのか
どっちつかずで、
迎えに行ったら何時間待っても
相手は来ない・・・
なんてことがあります。
アラブ諸国を旅して
誰かと約束するときは
気を付けてくださいね!
メールで伝えたいときは
こちらをコピペして使ってください♪
إن شاء الله
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イスラム教徒になってから
読みましたが、
文化の違い、苦労、イスラム教の良さが
ひしひしと伝わって
思わず自分事のように泣きました(笑)
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まとめ
ポジティブインシャアッラーと
ネガティブインシャアッラー、
なんとなく違いをわかってもらえましたか?
私がこの言葉を最初に覚えたのは、
使う頻度の高さや
日本の「考えとく」に似ていることで
親近感がわいたからです。
最終的に
私たちに起こることは
全て神様が決めて起こっていること。
そう思うと、
目の前に起こるどんな出来事も、
「あらかじめ書かれたこと」と
どんと構えて対応していきたいものですね。
私がイスラム教徒になって
変化したことはたくさんあります。
なにより、難治性の病気が
完治しました!!
イスラム教徒になってよかった♪