アメリカ認定wound看護師として働く。ステージ1の褥瘡看護計画の書き方

こんにちは!まゆみです。

前回3記事に渡り、認定woundオストミー看護師としての働き方を紹介してきました。

>>アメリカWound 認定看護師になるには。Step1 審査の方法

>>アメリカWound 認定看護師として働く。気になる給料と待遇

>>アメリカWound認定看護師の業務内容

熟練した技術を持っていること、
傷をwoundドクターと正しく診断治療していくこと、
それを正しく記録していくこと、
どれも大事な事です。

もう一つ大事な事があります。
それは、みなさんお馴染みの看護計画です!!

日本での看護実習中は、
受け持ち患者さんの看護計画を
睡眠時間を削って
仕上げなければいけなかった記憶があります。

皆さんの実習中はどのようでしたか?
ぜひコメントしてくださいね。

それでは今回は褥瘡ステージ1の看護記録を
日本語版と英語版で書いていきたいと思います。

褥瘡ステージ1の看護計画、Care plan for Pressure Injury Stage 1

場所は右大転子としましょう。
(大転子部は英語でTrochanterと言います。)


出典;Illust AC 作者;筒井よしほ




Actual Pressure Ulcer- Right Trochanter Area Stage 1

(実在する褥瘡;もしもリスクファクターだけで褥瘡が発生していない場合の看護計画はまた後ほど紹介します。右大転子部ステージ1)

Related to(〜に関連して)
この場所には関連因子を追加します。

例えば
limited sensory perception
(制限された感覚受容)
very limited mobility
(活動低下)
poor nutirition/hydration
(栄養状態・飲水状態の悪化)
incontinence
(失禁)

長期目標

Patient will be free from further pressue injuries.
(さらなる褥瘡発生を起こさない。)

短期目標

1.) Pressure ulcer will be healed in the next 30 days.
(褥瘡が30日以内に治癒する。)

2.)Pressure ulcer will not deteriorate on next review date.
(褥瘡が次回の計画評価日までに悪化しない。)

看護計画
1.)Administer Treatment as ordered.Cleanse Right trochanter area and peri-wound with wound cleanser, pat dry, apply Skin-prep and cover with Form dressing QD and PRN.
(指示された処置を行う,処置内容を追加しても良し。)

2.)Blood test/ diagnostic works as ordered. Report any abnormalities to MD.
(採血や診断テストを指示に従い行う。異常があれば医師に報告する。)

3.)Monitor the wound weekly, and record size, exudate, odor, and apperance of peri-wound.
(毎週褥瘡のサイズを測定し、サイズ、臭い、褥瘡の状態、褥瘡周りの皮膚の状態を記録する。)

4.)Wound consultation weekly and as needed.
(褥瘡コンサルを毎週と必要時にオーダーする。)

5.)Nutritional supplements as ordered.
(指示された栄養剤の投与。)

6.)Provide pressure releaving matress and cusion as ordered.
(指示された体圧分散マットレスとクッションを使用する。)

7.)Turn and position every 2 hours and PRN.
(2時間おきと必要時の体位交換を行う。)

8.)Provide wound healing supplements.
(褥瘡治癒促進サプリメントの投与。)

いかがでしたか?

次回は、褥瘡はないけれども
リスクがある患者さんの
看護計画の書き方を紹介しようと思います。

お楽しみに!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)

ABOUTこの記事をかいた人

日本で4年看護師をした後、エジプト在住を経てアメリカへ。ドバイ、ミズーリ州、北マリアナ諸島、ニューヨーク州の看護師免許を取得。現在はwound ostomy スペシャリストとして勤務中。看護師というパスポートを片手に見える世界をテーマにブログ更新中。