透析室看護師の1日。病棟から透析室へ転職してみた結果

看護業界ではけっこうマイナー?
な透析室勤務。

救急外来、循環器、消化器外科は
新人や中途採用の看護師に比較的人気がありますが、

なかなか透析室で働いています!
という看護師には出会わないのではないでしょうか。

今回さらなるスキルアップのため、
透析室に転職した私が
透析室のリアルを紹介します!




透析室での勉強!腎臓に強くなると賢くなれる

今までは「あの人腎機悪いね!」
となんとなくな採血データの腎機項目を
見ていたと思いますが、

透析室では腎臓に関係する
あらゆる検査項目をチェックするようになりました。

・TP
・クレアチニン
・BUN
・カリウム
・カルシウム
・リン
・ヘマトクリット
・血糖値
・HbA1c
・尿酸
・h-ANP

透析治療が必要な患者さんの多くは
腎不全なのですが、

腎不全になるとどうなるかというと・・・

・尿が濃縮できなくなる
・尿毒素が体内に蓄積していく
・高カリウム血症で不整脈発症のリスクがある
・代謝性アシドーシスを起こす
・腎性貧血になる
・甲状腺機能亢進症を起こす
・体液過剰で血圧上昇、心臓への負担大

などなど
合併症が盛りだくさん!

尿路結石のイラスト(サンゴ状結石)

一言に透析治療と言っても
今その患者さんの体の中で
どんなことが起こっているのか
考えることが山ほどあります。

また、透析中に使う抗凝固剤も
出血傾向や消化器出血、転倒歴、術後などで
使い分けているため、

既往や生活状況も
積極的に知ることができます。

腎臓を知れば、
全身状態が知れる!

臨床工学技士さんの知識も同時に得られる

基本透析室では
看護師と臨床工学技士が働いています。

臨床工学技士さんが
主に開始前、開始後に機械のチェックを
してくれていますが、

各機械の違いなどは
もちろん臨床工学技士さんの方が詳しく、

穿刺も臨床工学技士さんが
積極的に行っていることが多いので

15G~17Gの太い針を
どうやってそんなにスピーディーに
そして正確に刺せるのか
見習うところが多々あります。

看護師の知識だけだと
どうしても視野が狭まるので
他職種の知識を得るという面でも透析室は楽しいですね。

透析室は残業なし!予定が立てやすい

救急指定で緊急透析が必要な患者を
受け入れている病院を除き、
たいていの透析室は残業がありません。

今まで働いていた病院は
定時が17時といっても
緊急入院があれば受け入れるし、

オペが多い日は記録が追い付かないなどで
遅い日は20時頃に帰宅していました。

残業があるかどうかわからないので
友人とご飯の予定は絶対入れられませんでした。

それに比べ透析室は、
透析の時間は4時間と決まっているため、
透析が終われば片づけて終了。

薬のイラスト

緊急も取らないので
定時前には既に着替えて、
タイムカードを押すのを待っているくらい。

一般病棟では考えられない余裕です。

帰る時間が決まっているので、
習い事や遊びにも全力投球できるようになりました!

透析室は男性スタッフが多いので病棟の雰囲気が良い

透析室に勤めるのは
看護師と臨床工学技士だと先ほどお伝えしましたね。

臨床工学技士さんは男性がほとんどなため、
職場には女性ならではのネチネチした感じがありません。

女社会の病棟と比べ、
透析室はどちらかというと男社会です。

仕事ができたら妬まれる、
できなくてもいじめられるといった
女ならではの辛さはありません。

気難しい性格の透析患者さんは案外少ない

透析室にチャレンジする前、
前の職場の先輩から、
気難しい患者さんが多いと聞いていましたが、

いざ透析室で勤務してみると、
「え!フレンドリーじゃん!」
「むしろ親切!礼儀正しい!」

私がいた前の病棟よりも
親切でしっかりしていて、
コミュニケーションを上手く取れる患者さんが多かったです。

言いたい放題の患者さんや、
ベッドからダイブしそうな認知症患者さんは
ほぼ皆無。

 

介護ベッドに腕を挟まれた人のイラスト

 

こればかりは地域差があるのかもしれません。

治安が悪い地域の透析室や
比較的貧しい家庭が集まる地区では
クセが強く態度が悪い患者さんもいると聞きます。

透析室では勤務中に勉強を全て済ますことができる

透析室で一番忙しい時間帯は
穿刺と片づけの時。

それさえ済んでしまえば、
あとは定時に血圧測定するだけなので
それまでは自由です。

ぺちゃくちゃ喋るなり
お菓子を食べるなり
患者さんと喋るなり何でもできます。

私は家で長時間勉強したくないので
職場で勉強ノートを作っていました。

先輩もこの時間帯は忙しくないので
気軽に質問できる雰囲気も良いですね。

「いまそれどころじゃないんだけど!」
と病棟でキレられていた1年目時代が
懐かしく感じるほどのゆとり。

プライベート重視の人は
透析室で働くとストレスフリーですよ。

1年目での透析室への転職は難しい?

透析室へ転職できるのは経験がある人だけ?
と思いがちですが、

透析室へ1年目で転職する看護師も
なかにはいるようです。

というのも透析の勉強は
国家試験ではほぼ勉強せず
一から学ぶことになります。

なので若い看護師の方が覚えが早いので
新人もやる気次第で採用してくれます。

病棟でしんどくなってる1年目さんには
透析室はおすすめかもしれません。

透析を経験したらもう病棟には戻れない?

そんなことありません!
むしろ誰がそんなこと決めたんですかね。

確かに清拭やオペ出しはないですが
透析で学んだ全身管理や
穿刺の技術はどの病棟に行っても通用します。

穿刺が上手くなると、
細い針での採血なんて
あっという間にこなせます。

 

灰色いゴム栓の採血管のイラスト

実際、病棟の看護師よりも
透析室の看護師の方が
穿刺のスピード、確実さは圧倒的に上手いです。

看護師1年目で透析室に確実に転職するには?

とはいえ透析経験者、
看護師キャリアがある看護師は
すぐに採用してくれますが、

1年目での透析室転職ってどうなの?
どうやったら雇ってもらえるの?
と思いますよね。

1年目の転職の裏技については
こちらで書いていますので、
良ければ参考にどうぞ!

マイナーだからこそ、
知っていると得することがたくさんありますよ♪

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ABOUTこの記事をかいた人

【自己紹介】 20代看護師。学生時代にベンチャー企業でライターとして働いたのをきっかけに、「自分で自分のサイトを立ち上げたい!」と奮起し情報起業。「看護師という世界パスポートを手に入れた先で見える世界」をテーマに、移住する先々で看護師として働く手段を皆さんにお伝えするブログ。 イスラム教に改宗し国際結婚。アラビア語、英語を使った働き方の模索中。 どうぞよろしくお願いします!