ニューヨークで看護師登録をするまでの完全ロードマップStep1 概要編

アメリカセントルイスからこんにちは!
まゆみです。

「海外で看護師として働くのが夢です!」

ドラマや国境なき医師団の活躍、
アメリカ系医療映画の普及で
海外で看護師として働くことに興味を持つ人が増えてきました。

とりわけ

相談者が憧れている国
・アメリカ
・オーストラリア
・イギリス
・ニュージーランド

で看護師になりたいと考える方が多いですね。

がしかし!!

ここには大きな問題があり、
それぞれの国に一定数の
日本人看護師がいるにも関わらず

その手続きを日本語で
完全網羅したサイトというのはないのです。

まじかよ!!

(まあみんな看護師が本業であって
ブロガーとして生きてないから
仕方ないのだけれど。)

情報の途中から有料になるビジネス、
真ん中をぶっとばして最終ステップのみ
教える看護師などなど

これでは海外で看護師になる前に
混乱してめんどくさくなって
諦めてしまう方もいるのでは?

有料でやっている人を
敵に回してしまうかもしれませんが

これから海外で看護師を目指す方向け、
そして自分の振り返りと備忘録のため
アメリカ、その中でもNY州で看護師登録するまでの軌跡をアップしていきます!

どうかあなたが迷わず
看護師登録までたどり着けますように。




アメリカをチョイスする理由はメリットが多いから

日本で看護師として4年目、
夫は世界を転々とする転勤族。

せっかく手に入れた看護師という資格、
海外でも生かしていけないかな?

行く国行く国で
看護師登録してたら
働けない期間の方が長くなってしまう。

世界各国の求人ページを
漁っていたところ
ある結果に行きつきました。

全世界にアメリカ系病院が広がっている!!!

注目ポイント
アメリカ系の病院では
アメリカの看護師資格があれば
違う国にあれど働ける

つまり、アメリカの看護師資格があれば
全世界で待機期間なし
働けるわけで超メリットありなんです!

仮にアメリカ以外で
看護師登録するとなっても
アメリカ国家試験を勉強していれば
現地国家試験にも応用がききますね。

取って損なし!

メリットその2 お給料大幅アップ

アメリカの5人に1人の看護師が
年収1000万円越え。

日本で看護部長になっても
1000万円って届かないかもしれませんね。

もちろん物価も高いですが
働いた分がしっかりお金となって還元されるのは嬉しいですね。

メリットその3 看護師の立場が高い

日本の看護師はなんでも屋さん。

看護助手の仕事も
医療秘書の仕事も事務処理も
そこに大きな壁がありません。

しかしアメリカでは
看護助手にも資格があり
看護師の中にも様々な資格の看護師があり
綺麗に線引きされています。

そして何より
看護師に対する尊敬の念がすごい!

感染管理的に良いのかどうか
わかりませんが
スクラブで道を闊歩する姿も。

以下は私のNY在住の友人のコメント。

看護師が看護師として
確実に評価され尊敬されるというのは
アメリカの良いところかもしれませんね。

アメリカで看護師になる方法は州によって違う

これはとても重要な話。
アメリカで一言に看護師になるといっても
州によって看護師登録に必要なものが違います。

ハワイで働きたければハワイの
NYで働きたければNYの
州のルールに従わなければいけません。

看護師登録におすすめなのはニューヨーク

じゃあ数ある州でどこがおすすめなの?
と言われると、NYをおすすめします。

おすすめな理由
NYとイリノイ州では
国家試験前に英語の試験を受けなくていい!

なので英語に自信がない・・・
そんな方にはNYかイリノイ州をおすすめします。

ネパール人看護師の友人は
試験前に英語のテストがいらないと
イリノイ州で受験しました。

審査期間も短く
良かったと言っています。

カリフォルニアは人気ですが
ソーシャルセキュリティナンバーという
日本のマイナンバー的なものが必要。

つまりアメリカに住んだことがなく大都市にあこがれるなら
NY一択ですね。

その他の州で必要なものは
公式サイトでチェックを↓

SELECT YOUR SERVICE BY STATE

注意
英語に自信がないからNYかイリノイ州
と言いましたけれど、
国家試験、プロセスはすべて英語。

公証人サインが必要な書類の
面談は超高速アメリカ英語。

英語、話せない聞けないと
かなり厳しいです。

アメリカで看護師として働くための大まかな道筋

アメリカ、その中でNYでの道筋は以下の通り。

NYで看護師登録
CGFNSによるCVS-NY
日本で受けた看護教育が
アメリカでどの程度のものなのか
審査します。
審査には半年くらいかかるらしい。

オンライン講義とテスト受験
NY特有なのですが
・Infection control
・Child abuse
以上2つの講義とテストを受けて
NYSEDに提出しなければいけません。

NYSED
CGFNSで審査が終わったら
NYの教育機関NYSEDに
CGFNSから書類が送られる。
審査期間は3ヶ月ほど(?)

ATT番号取得
NYSEDが審査OKなら
NYSEDからATT番号という
国家試験の受験番号的なものが発行されます。

Pearson Vueで受験申込
ATT番号がもらえたら
国家試験NCLEXの
申込をします。

NCLEX受験
なんと大阪と東京で
受験できます。
パソコン試験で受ける日は自分で調整できます。

英語力証明
NYでは受験までに
英語力証明はいらず、

登録する際も
英語力証明はいらないとのこと。
まじで?優しすぎない?

ビザ手続き
とはいえ試験に合格しても
病院と雇用契約して就労ビザゲット、
あるいは永住権スポンサーを見つけないと働けません。

以上1年計画・・・?

補足
各ステージの詳しい手続きは
この後少しずつアップしていきます。

アメリカで看護師になるために必要なもの

自立心!!!!

言い換えると
人に聞く前にまず自分で英語で探す
自分で頑張れるところまで頑張る力

なんでこの力が大切か?

海外ではそう簡単に
人は助けてくれません。

NYはとりわけ人間関係はさっぱり。
渡米した日本人の8割が
鬱を経験しています。

まず、自分で自分のお世話をする、
自分の足で現地に立つ。
相手にもGiveできる能力を身に着けること。

だから、ありふれた質問には
申し訳ありませんが
「自身で調べてください。」
と答えています。

英語、その他の言語で
答えは必ず転がっていますから。

さて、次はCGFNSの
登録に必要なものと登録法を紹介しますね!
お楽しみに!

気になるSTEP2はこちら!
>>NYで看護師登録をするまでの完全ロードマップStep2書類集め編

2 件のコメント

  • 前妻がNYで看護婦で20年以上前に資格を取りましたが、順番が逆ですね。ビザがないと何も始まりません。
    英語のスピーキングの試験がかなり難しいです。

    • 情報ありがとうございます。
      前の奥様もNYでライセンス取得されたのですね。
      素晴らしい奥様ですね。

      現在は、かなりアップデートされ、
      NY州にスピーキングテストは課されておらず、

      NYでとりあえず資格を取って、
      アメリカ以外の国で働く看護師、
      ビザが下り次第アメリカで働く看護師、
      日本語だけを使用し日本人向けクリニックで働く看護師など、

      オプション選択の幅も増えています。

      コロナウイルスの影響で、
      今難しいと言われている、
      医療者へのビザが再度復活するという
      話も国会で話されています。

      確かに英語は大切です。
      が、英語だけが全てかというと
      そうではありません。

      ルート1、ルート2、ルート3、
      どんなやり方を使っても
      その人が臨む目的地に着くなら、

      どんな泥臭いやり方や順番でも
      素晴らしいと思いますよ。

      やっちゃんさんも、
      アメリカで奮闘された経験があるなら
      既に御存知かと思いますが。

      貴重な情報ありがとうございます。

  • ABOUTこの記事をかいた人

    日本で4年看護師をした後、エジプト在住を経てアメリカへ。ドバイ、ミズーリ州、北マリアナ諸島、ニューヨーク州の看護師免許を取得。現在はwound ostomy スペシャリストとして勤務中。看護師というパスポートを片手に見える世界をテーマにブログ更新中。